研究者・学生の方へ

血管性浮腫の病勢およびQOL障害を把握する質問票日本語版の開発

血管性浮腫は、皮膚または粘膜の深部浮腫が突然生じ2~3日かけて消退することを繰り返す疾患です。突然生じる腫れのために、患者さんの生活の質(QOL)は低下しがちになります。しかし患者さんが診察室に来られた時に必ずしも腫れが出現しているとは限らず、その病勢やQOL障害の状況を正確に把握することは容易ではありません。そこで、我々は海外で確立されている病勢評価、QOL障害評価のための質問票の日本語版を原著者の許諾を得て作成し、その信頼性、妥当性を検証する研究をおこなっています。