学生・研修医の方へ

学生の声

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田中先生のもとで、のびのびと研究ができた貴重な4か月でした

森田 敦視(2022年広島大学卒)

基礎配属

私が医学研究実習で、数ある研究室の中から皮膚科を選んだ理由は、研究内容がかゆみの生じるメカニズムというとっつきやすいものであったことと、私自身が幼少期にアトピー性皮膚炎で夏になるたびに体が痒くなって困っていた経験があったからです。実際に研究室に配属されてからは、まず細胞培養、免疫染色(immunohistochemistry)、western blot法、PCR法などの研究に必要な手技を学び、その後研究テーマであった、かゆみを引き起こすといわれているIL-31に関する実験を行いました。
疑問に思ったことを論文で調べ、自分が行っている実験のコンテクストを理解し、実験で得られた結果を指導医の先生方とdiscussionして、未知を解明しようとするプロセスは知的好奇心の刺激とある種のわくわく感がありました。田中先生のもとで、のびのびと研究させてもらい、時には熱い議論を交わしながら、座学では得られない貴重な4か月を過ごすことができました。最後のポスター発表でも、ポスター作成や発表の仕方などを熱心にご指導いただき、満足のいく発表ができたと思います。研究実習から4年がたった現在から振り返ってみても、研究実習を通してリサーチマインドを育むことができたと思います。最後にお世話になった皮膚科学講座の皆様に改めて御礼申し上げます。

先生方のおかげで研究のバックグラウンドが理解できた上で研究に取り組めました

王野 蒼生(2023年広島大学卒)

基礎配属

私は4年次に皮膚科で研究学実習を行いました。私が参加した研究は、アトピー性皮膚炎の痒みの原因となるサイトカインを探求するというものでした。初めは右も左もわからなかったですが、先生方が皮膚の構造から丁寧に指導してくださり、研究のバックグラウンドが理解できた上で研究に取り掛かることができました。また、抄読会に参加することで、英語論文の読み方や皮膚についての最新の知見を学び、研究の意義をより深く理解することができました。さらに、研究方法についてもPCR法やwestern blot法など、さまざまな実験を手取り足取り教えてもらいながら身につけることができました。
私の年度では新型コロナウイルスの影響で、実習期間が半分になってしまいましたが、非常に充実した実習であったと感じています。
私の倍の期間の実習で、ぜひ皮膚科の研究の面白さを知っていただけたらと思います。

指導医の先生からたくさんの基本を学ぶことができました

松苗 響香(2022年広島大学卒)

基礎配属

医学研究実習では4か月間研究し、最後には学内でのポスター発表を行います。アトピー性皮膚炎と皮膚の細菌叢に関しての研究を行い、実験の基本的な手技や標本の作り方、データの解析など研究の基礎から丁寧に教えていただきました。

アドバンスト

6年生での臨床実習アドバンストコースでは指導医の先生に付いて、外来見学や手術見学、病棟処置を経験したりカンファレンスに参加します。外来見学では診察だけでなく生検などの検査や処置の見学も行います。午後には病棟処置があり、入院患者さんの処置を先生方とさせていただいたり、手術日には手術見学をします。担当患者さんについて指導医の先生に教わりながらカンファレンスでの発表機会もいただきます。また、縫合実習の機会があり縫合キットを用いて縫合の基礎を教えていただきます。

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